空室四号

ゲームコラム中心雑記ブログ

ドラクエ11の評価は結局どうなっていくのか――発売から数日経っての感想

ドラクエ11が発売して数日が経ちました。私も少しずつプレイしています。

私は今までの記事でも語ってきた通り、正直ドラクエ11にはあまり期待していなかったのですが……結果的にRPGにのめり込んだのは久しぶりかも、と思うくらい楽しめてます。

これは、ドラクエ11が間違いなく「ドラクエ」だったからだと思うんですよね。

 

近年、JRPGや和ゲーへの不信感を抱いていたゲーマーは少なくないと思います。

「あの名作○を生んだ●がおくる!」という謳い文句と共に大作が発表されると、メディア評価を巻き込むような形で盛り上がりはするのですが、実際発売してプレイしてみると「言うほどいいか?」という微妙な出来……そんな状態を何度も経験したのは私だけではないはずです。

こういった失望や猜疑心というのは昔から慣れ親しんできたタイトルやブランドということで過剰に期待をしてしまう裏返しというのももちろんありますが、やはり和ゲーというブランドは一時期に比べ実際に「バランス感覚」のようなものを確実に欠いたような気がしています。あるいはただ資金が足りなくなったのか。

そしてなんとなく、今回のドラクエ11にも発売前のメディア情報を見て同じ嫌な雰囲気を感じていたのです。

 

感想として、やはり作品としてのバランスを欠いているのは確かだと思います。おそらくドラクエをあまり知らない方や海外ゲーマーからしてみたらあまりいい評価は得られないのではないかと思います。システムが不便だったり、古くさかったり。

しかしドラクエに一度ハマったことがある方なら、不思議とかなり面白い作品だと感じると思います。

 

小説作法には「良い文章は読み手の記憶や体験を呼び起こす」というものがありますが、まさにこのドラクエ11は、プレイすると「プレイヤーのあの頃の楽しいドラクエ体験」を呼び起こすものとなっているのです。

序盤は演出等で現代のキッズ向けかな、と感じる部分が目立ちますが、我々が主人公と共に「もうひとつの世界」を垣間見たあたりからグイグイと物語に引き込まれ、「あ、これはドラクエだ!」という喜びと共にどんどん熱中してしまう。

 

とにかくゲームとして、現代のRPGとしての作品バランスは欠いているけれど、それは「ドラクエっぽさ」に全振りしたゲームだから。いや、本当にドラクエのナンバリングタイトルなんだから当たり前なんですけど。

でも最近はそういった「ナンバリングタイトルのはずの作品」に裏切られてきた人も多いのではないかと。

でもドラクエ11は大丈夫です。とても面白いです。万人には勧められないけれど、ドラクエにハマったことがある人は是非。