空室四号

ゲームコラム中心雑記ブログ

ニコニコ動画(く)へのバージョンアップはプレミアム会員減少を止められるか

2017年10月、実に4年ぶりとなるニコニコ動画のバージョンアップが発表されている。

主な内容として画質やサーバーの改善や「ニコキャス」の復活が上げられているが、ユーザーからは「今更か」とあまりウケが良くない模様。

10年ほど前は確実にネット文化の最先端を走っていたニコニコ動画であるが、最近はプレミアム会員数も減少傾向が続いているようである。

 

動画サイトというものがすでに目新しいものではなくなった今、ニコニコ動画が行く「独自路線」はたしかにコアなファンを獲得しているものの、ライトユーザーやクリエイター目線で見てみると裏目に出ている面もある。

ニコファーレ」や「ニコニコ超会議」などのリアルに飛び出したイベントや、「N高校」といった学校法人への参入はコアなファンやクリエイターを目指す若者には受け入れられているものの、動画サイトとしてはかなり挑戦的な投資であり、前述のとおり画質やサーバーに不満を持つ層からの投資の支持は得られていない。

 

近年ではニコニコ動画が主力とするアニメの公式放送も競争が激化しており、無料放送枠の削減などサービスの低下も指摘されている。

ゲームコミュニティの土壌としてもかつては実況はもちろんTAS、RTAなどコアなプレイをあげるユーザーが多い活気溢れる場所であったが、twitchやopenrecの登場でこちらも厳しい戦いが強いられている。

 

はじまりこそアングラな雰囲気で登場したニコニコ動画だが、時を経て様々な企業やメディアが公式放送を行うサブカルチャーメディアへと成長した。

その弊害としてのユーザー層の変化は仕方なかった部分ではあるが、環境面を理由としたユーザー離れはキチンと動画サイトとしての投資をしていれば防げたはずだ。

画質やサーバーなど「無料で快適が当たり前」の動画サイトがほとんどとなった今、もし秋のバージョンアップでの環境面の改善が無料会員やプレミアム会員の待遇をまたぐ大きなものとなるならば、プレミアム会員の特典も少し違ったものになっていくと予想できる。

 

動画サイトが目新しいものではなくなったからこそ独自路線が輝く、ということもこれから先あるのかもしれないが、まずはしっかりライトユーザーを食い止め、新しくなるニコニコ動画の再起に期待したい。