空室四号

ゲームコラム中心雑記ブログ

街の雑多な中古ゲーム屋さんの胡散臭さとワクワク感は異常

何かしらの物品を買い求めるとき、あなたはどういった行動に出るだろうか。ネット通販を利用するだろうか。それとも専門店を訪れるだろうか。

 

中古ゲーム市場においてみれば、今は圧倒的にネット通販やオークションが強い。全国から欲しいゲームを探すことができる上、最安値までも簡単に探しだすことができるからだ。

しかしそれでも、ゲームファンならわざわざ店には出向かないまでも出先にふらりとゲームショップに立ち寄り、店の棚にところ狭しと並ぶゲームたちをウインドウショッピングすることを楽しむ方も多いのではないだろうか。

 

少しくたびれたチェーン店や個人経営のお店ならではのお手製のプライスカードや、中古ゲームの中でも特に安いカードリッジ剥き出しのワゴンセールの山の中からレトロゲームの掘り出し物を見つけたり、並べられたパッケージの状態を眺めて持ち主の愛と歴史を感じたり……

悪く言えばちょっと胡散臭いけれど、それでも心のどこかで確実に「少年時代」とか「青春」みたいなものに結び付いているのを感じてワクワクする。

 

……先日、久しぶりに通りかかった私の地元の中古ゲーム屋さんがテナントから撤退していた。まだ撤退作業中なのか、店の前にはゲームのポスターがたくさん貼られていた。『CoD:WWⅡ』のポスターが大々的に貼られていたので、きっと本当に最近まで経営されていたはずだ。言い知れぬ寂しさを感じた。

 

まだ私が10代にもならないうちから通っていたお店だ。

今となっては信じられない値段で売られていた新品のスーパーファミコンのソフト。とてもじゃないが手がでなかった。それでもおこづかいを貯めて、ようやく届いたお金で中古のソフトを買った。

説明書がないソフトにはお手製のコピーされた説明書を付けてくれた(法的にいいのかは知らない)。『武蔵伝』を買ったときに金券くじをやっていて1等5000円を引いた喜びは今でも思い出せる。新しいゲームを買うと家族に嫌な顔をされるので「基本的に入荷の電話はなし。1週間の間に連絡がなければこちらで処分してしまいます」がルールのこのお店でこっそり予約して『ドラクエ7』を買った。

すべてが今となってはかけがえのない思い出だ。

 

私もゲームはダウンロード購入専門になって久しいが、小売店、特に中古市場は厳しい戦いが続いていたのだな、としみじみ思った出来事だった。