空室四号

ゲームコラム中心雑記ブログ

ゲームは頭が悪くなる? ゲーマー達の愛すべき偏った知識

「ゲームばかりやっていると頭が悪くなるぞ」

私が幼いころは大人たちにそんな言葉をよく聞かされたものです。ファミコンやゲーセンが社会現象となり少し落ち着いたあとで、ゲームに対する社会の風当たりがとても強かった時代でした。

今でも「ゲームばかりやっていると頭が悪くなる」の言葉の真偽は不明ですが、何事ものめり込みすぎずほどほどがいいのは当然のこと。頭が悪くなる、とは言わないまでも勉強や仕事など本業の邪魔になる、と言われてしまえば心当たりは山ほどあります。

 

もちろん「ゲームを勉強に活かそう」というゲーム、とくに大人たちも巻き込んで大ヒットとなったニンテンドーDS脳トレ』ブームは顕著な例ですが、教育用ゲームというものも古くから一定の数はありました。

しかしそれとは別に、純粋に我々ゲーマーがゲームから得た社会で役に立つ知識というものも少なからずあるはずです。

それはもはや「ミステリー小説を読んでいたらトリックの鍵となった自然現象に詳しくなっちゃった」的なトリビアのレベルですが、今日は「ゲームで頭が悪くなる」を論破することはできないまでも、「ゲームだって少しは役に立つんだぞ」ぐらいの屁理屈ならばひねり出せるのではないかと筆をとった次第であります。

 

まず思い当たるのは、スポーツの知識などが良い例なのではないでしょうか。

とくに「ライトゲーマーの家には大抵ある」でお馴染みの『パワプロ』『ウイイレ』シリーズから、少なからず社会における雑談の場で役に立つ情報を得た人はいるのではないでしょうか。

 

事実私は本物の野球をよく知らないうちからパワプロをプレイし、野球選手の知識はもちろん、インフィールドフライやエンタイトルツーベースなどの比較的細かいルールまで幅広く知ることができました。

そこから本物の野球にも興味を持ちはじめ、選手名鑑を買ってみたり、試合のテレビ中継を見てみたり、実際に野球場に足を運んでみたりと活動的になれたのもプラスではないでしょうか。

ウイイレ』の方はあまりハマりませんでしたが、かわりに『サカつく』にハマったおかげで2002年くらいまでのJリーグチームなら今でもわかりますし、ユース制度など組織のことについても知識を得ることができました。

こういったことにはもちろん副作用もあって、選手の顔がよくわからないくせに名前を聞けばゲーム上のステータスだけはよくでてきたり、「とりあえずシェフチェンコって人が最強なんだろ」などと自分がハマったゲームの年代で知識が止まっていたりします。 

 

他にも、知人ではRPGから得た知識で北欧神話にのめり込んだり、クトゥルフ神話を調べるうちにラブクラフト小説を読みはじめた人もいます。

 

……まあ、言ってしまえばゲームで得られる知識ってその程度なのですが、その後何か始めてみたりする原動力になるような、ある種の感情の入口という役割をゲームはじゅうぶん果たせているのかなぁ、とは思います。

そんな私も、FPSのせいで今では軍オタまっしぐらになりつつあります。悪いことではない、はず。