空室四号

ゲームコラム中心雑記ブログ

モンハンはなぜ飽きるのか

なんでなんだろうね?

 

もちろんひとりのゲーマーとしてひとつのゲームに向き合うにあたって、飽きずにずーっとやってられるゲームなんてほとんどない。
大抵のゲームはいつか飽きる。

飽きないゲームに出会えたとしたら、それはゲーマーとして本望だ。
人生をかけてやりこんだらいい。

 

しかしモンハンていうゲームは明らかに異質な飽きかたをするんだよ。
「なんか最近全然やる気起きなくなっちゃったな」とかじゃない。飽きるっていうよりある日突然嫌になっちゃう。

 

でもせっかく装備作ったし。
友達にも手伝ってもらったし。
まだなんかやり残したことあるような気もするし。

 

じゃあとりあえずって電源つけてタイトル画面を通過するんだけどなんか鎧みたいなのを装備したおじさんが出てきた瞬間嫌になる。
ああ、やっぱキャラはおネエちゃんにしとけばよかったなぁ……なんてことなんかない。全然ない。一緒や、全部。なんなんだ。キャラの一挙手一投足を見るたびに嫌になる。

 

 

ゲームというのは当たり前にジャンルが多様化されている世界である。
時代によって流行り廃りはあるけれど、ソシャゲやブラゲも含めれば基本的に自分に合ったゲームを必ず見つけられるようになっている世界だ。
万が一好きなゲームがなかったら作ればいい。ゲームを作るゲームすらある。

 

そんな業界にも関わらず、モンハンというゲームは10年以上歴史を重ねた今でもとにかくプレイ人口が多く、幅広いユーザーの裾野を持った日本有数のゲームなのである。

 

オンラインの民度が問題になることもあるけれど、それはゲーム業界の未来を担うライト層やキッズ層がまだまだ残っている証拠だ。
むしろ民度とかをなんやかや言い出す人間が増えてくると大体コミュニティ自体が崩壊する。
長い目で見たらユーザー層がコアの方向に振れた瞬間もう終わりの始まりなのだ。

 

そうなると、なんとなく問題はシステムにあるような気がしてくる。

 

でもモンハンはそのシステムによって「狩りゲー」というジャンルを打ち立てた功績がある。
ポケモンが目新しいことをやって流行ったから、ポケモンぽい収集育成ゲームが続々と発売されたように、モンハンも続々と模倣された偉大なゲームなわけだ。

基本的には

 

モンスター倒す
素材を集める
素材で装備を作る
モンスター倒す
以下ループ

 

という流れになるわけだが、似たようなシステムを持つハクスラゲーと狩りゲーはどこか違う。

モンハンには「レベル」がなく、レベルに依存して「力」や「体力」が上がったりしない。
完全に装備と腕前依存の硬派な世界なのである。
「まあお目当ての素材は出なかったけどレベルが上がったからいっか」
みたいなことはない。全然ない。出なかったら一緒や、全部。

 

逆に言えば上手い人は最初からモンスターをどんどん倒していける。
しかし極端なことを言えば、最初のモンスターを倒せる腕すらなければ一生そのままだ。さらに倒したところで素材が出なければ装備も一生そのままだ。一生や、全部。

 

多分新しいモンスターや素材へのワクワク感が賽の出目によって徒労に変わる瞬間がモンハンの異質な飽きかたの要因なんだろうな。

変化のないゲーム性にもさすがに10年以上たてば飽きてくるのかもしれない。

 

それでもリアルマネーで装備が買えるソシャゲが流行る時代に、素材集めに何時間も使わせるような硬派なゲームが未だユーザーを確保し続けているという事実は嫌味じゃなく感嘆に値することではある。