空室四号

ゲームコラム中心雑記ブログ

旅に出よう! カタルーニャ独立騒動に桃鉄とドカポンを想う

社長のみなさーん! 10月ですよ~!!

いや、社長ではない。ただ10月があるだけだ(ストア派哲学)

……先日より世間ではカタルーニャ独立関連のイザコザがあって、僕もネットであれこれと目まぐるしく流れてくる情報をなんとなく眺めていたのだけれど、そのうちにちょっと驚くくらい自分はスペインという国を今までまともに意識したことがなかったということに気づいた。

そんな僕を尻目に、ネットではプロのジャーナリストから知識人、そして一般の人まで、多くの人々がスペインとカタルーニャに関するあらゆる情報を出し合い、議論や想いに更けっていた。

その情報の中で僕が目をひかれたのはカタルーニャの街並みを写した写真だった。写真に写った街並みはどれもとても美しく、鮮やかな色と活気に満ちていた。中でも僕が特に心を打たれたのはガウディ建築だ。

「ガウディなら『ギャラリーフェイク』で読んだことがあるぜ。サグラダ・ファミリアの人だろ?」

……スペインやカタルーニャの膨大な情報に触れた末に、結局そんなことしか出てこない自分を本当に恥ずかしく思った。いつだって僕は何かに紐付けられた情報しか知らず、リアルを知らないのだ。 

僕にとって他にスペインと言ったらなんだろう? 無敵艦隊? サッカー? バル?

……そうだ、バルだ。いやバルログだ。スペインといったらバルログじゃないか。バルログステージの、一面に張り巡らされた網の隙間から見た景色が僕のスペインの全てだ。踊る女性。楽器を奏でるおじさんたち。アップテンポなBGM。ひとえに情熱。そしてフライングバルセロナ……ヒョー!

想いは遠く遥か彼方。しかし体は来る日も来る日もドアにインしてゲーム、ゲーム、ゲーム……

 

正直、ドカポン派だった

もちろん『桃鉄』を知ってはいた。むしろ『ドカポン』よりも知っていた。一般的な知名度もおそらく『ドカポン』より『桃鉄』のほうが高いはずだ。

桃鉄』が家にいながらにして旅を楽しめるボードゲームだとしたら、『ドカポン』は『桃鉄』にRPG要素を足して旅要素を引いたようなゲームで、道中モンスターを倒しながらレベルを上げ、町を支配する「ビッグモンスター」を倒していく流れとなる。

しかし「ビッグモンスター」を倒すこと自体が最終的な目的ではなく、最終的な目的は「ゲーム終了の時点で他の勇者よりも1Gでも多く資産を持っていること」。「ビッグモンスター」を倒して代わりに自分が町を統治し、各地の町から税金を集めていくことは、他の勇者を最終的に出し抜くためのひとつの方法でしかないのだ。

しかし『桃鉄』が日本地理や文化や名産品をワイワイ楽しみながら学べる知的なゲームだとしたら、『ドカポン』はそれに比べあまりにも失うものの方が多かったように思う。

桃鉄』ではボンビーを介して行われる他プレイヤーへの攻撃が、『ドカポン』では戦闘という直接的なプレイヤーの意思と力でもって行われる。これが今でも『ドカポン』が「友情破壊ゲーム」と伝説的に語り継がれる由縁だ。小さいころ、そんなものに僕らはのめり込んだのだ。

桃鉄とかぬるいっしょ。やるならドカポンでしょ」

……『ドカポン』と出会ってかなりの日数が経っていたけど、僕は友人が言ったこのひとことのせいで「実は桃鉄の方はやったことないんだよね」と、何となく言い出せずにいた。

 

復興、それもまた、痛みを伴うけれど

ようやく『桃鉄』初プレイにありついたころには、『ドカポン』と出会ってからもう5年ほど経っていた。小学生だった僕は中学生になった。

そして念願の初プレイの『桃鉄』は、ぬるいなんてもんじゃなく、激アツだった。アツすぎてヤバかった。ヤバい。ホントヤバい。『桃鉄』ヤバすぎる。『ドカポン』が友情破壊ゲームならこちらは語彙破壊ゲームである。

……何がヤバかったって、それはもうとにかく鹿児島である。

目的地が鹿児島になり、熾烈な争いの末僕は首尾よく一番乗りでゴールした。上出来だ。そこまでは良かった。ここぞとばかりに一番乗りの賞金を使って物件を買い漁る。まあ、妥当な判断だ。

……が、噴火である。

桜島、噴火。物件、損害。なんとか復興。

桜島、噴火。物件、損害。なんとか復興。

短期間で計7回ほど。

……壊れてるんじゃねーかこのゲーム。何だよこれ。『ドカポン』の友情破壊以上の悪意をプログラムが仕掛けてくるのかよ。なんでこんなに噴火するんだよ。日本で火山がそんなに頻繁に噴火してるわけねーだろ。……って思って後日調べてみたらしてんの。マジで。桜島。噴火。頻繁に。なにそれ。ヤバい。鹿児島ヤバい。火山大国日本ヤバい。いや本当にリアルの鹿児島ではどうやって対策してんだよって首かしげちゃったよ。

……まあ、中学になって本格的に地理を習ってるのに鹿児島の現状すら知らなかったんだから、今スペインを知らなくてもしょうがないじゃん。本当に俺はダメ!あーダメだダメだ!解散!

この1ヶ月ゲームラジオに挑戦してたって話

えー今回はね、えーブログを更新しなかった理由について語っていくわけなんですけども

はい!どうもこんにちは!

今回語っていく話はね、ゲームラジオをやっていきたいって話なんですけど。

それというのもね、実は僕YouTubeにチャンネルを持ってまして、そこでテロップを使ってゲーム動画を出したりしてたんですよね。

そしたらそれを見た古い友人に、「絶対喋ったほうがいい、テロップとかダメ、つまらなくても喋ったほうがいい」というような指摘を受けましてね、どうしたもんかなぁと思ったんですけど、やっぱりたとえ友人でも見てくれている人の指摘っていうのはできるだけ真摯に受けとりたくなるものなんで。

 

だからもうね、それからは練習ですよ、練習。

車の中でひとりで練習するんですよ。「はい!どうもこんにちは!」って。おじさんが。

もう最初のうちはその一言だけでなんか空気に耐えられなくなってくるんですよ。おかしな話でしょ、自分しかいない空間で自分で自分を追い込んでるんですよ。「はい!どうもこんにちは!」って言った瞬間にこの世の終わりみたいな静寂が漂ってくるんですよ。ああ、これはやられるな、身を切ってるな、っていう深淵が。

ゲーム実況者の方々はみんなああいう深淵をのぞいてるのかなぁ、って思うとなんかちょっと感慨深いですよね。

 

で、どうにかしてその最初の「はい!どうもこんにちは!」を乗り切ったんですけど、やっぱりどうしても上手くいかないというか、関なんですよね。関。都市伝説の。関さんみたいな口調になってくるんですよ。

僕の友人に都市伝説の関さんの口調をめちゃくちゃ嫌ってるやつがいて、マジで親でもやられたのかなって思うくらい嫌ってるんですけど、そんなことを思いながら喋ってたらなんかどんどん関になってくる自分がちょっと面白くなってきちゃって、今度はまた全然喋れない。

もうこのあたりで実は「日常会話すらまともに喋れないからブログ書いてたんだわ」ってことに気づいてきたんだけど、もう後戻りはできないというか、深淵の魔力というものにどんどんとりつかれてきちゃって、何だかんだ頑張ってたんですよね、この1ヶ月。

 

で、内容というのが、僕自身ゲームが下手なのもあるんで、どちらかというと実況よりもラジオみたいなのがやりたいんですよね。

僕もゲーム実況みたいなのはたまに見るんですけど、ガッツリと攻略やスーパープレイをやっていく動画よりも、雑談というか、「ゲーム業界って今こんなんだよね」みたいな内容をラジオがわりに聞くのが好きなんで、そういう路線をやっていきたいんですよね。

そんで今直面してる問題が「ブログと題材かぶってるじゃん問題」なんですよね。結局それって今までブログでやってたことなんですよ。マジどーすんだこれ。まあでもやる。百々のつまりやるけどね。俺は。いつか。

レイⅡはインクリングの夢を見るか?

人生において、密かなこだわりを見出だすことができる何かをもつことは幸せである。さらにそのこだわりを共有できる誰かがそばにいることは最上だ。

彼は何故か『世界まる見えテレビ特捜部』と『木曜洋画劇場』が満載に録画された自作ビデオを大量に所有していた。

『丸見え』が放送される月曜日と、『木曜洋画劇場』が放送される木曜日の朝は欠かさず新聞のラテ欄をチェックし、面白そうな企画や映画だと感じたら必ず録画してから中学校へ向かうのだという。

学校へ行こう!』『めちゃイケ』『うたばん』『アサヤン』といった番組が大人気だった中で、『丸見え』や『木曜洋画劇場』に夢中になり、あまつさえ自作ビデオを作ってコレクションしている、というのは、当時の中学生としてはかなり渋い行動だった。

僕はそんな彼の話を聞いてつくづく変な奴だと思ったものだが、当時から何に関しても周囲に流されるままで特に強いこだわりをもたなかった僕にとって、とても魅力的に映った部分でもあった。

「この前のレスキュー911はすごかったぞ……!」

クリフハンガー初めて見たけど後半の展開めちゃくちゃすぎてヤバイでしょ……!」

彼の気さくな人柄がにじみ出た話し方は、僕にとって自然なプレゼンテーションになっていた。聞いているとなんとなくワクワクしてきて、ついつい普段はあまり見ない『丸見え』や『木曜洋画劇場』もチェックしてしまうのだ。

そしてそれはゲームにおいてもそうだった。Nintendo64カスタムロボV2』も彼にプレゼンテーションしてもらったゲームのひとつである。数あるパーツの中から自由にロボットをカスタマイズして戦うロボットアクションゲーム。

彼や共通の友人と集まって対戦する『カスタムロボV2』は、文字通り時を忘れるほど楽しくて、気づけば僕も少ないおこづかいをはたいてソフトを買ってしまっていた。

カスタムロボV2』のために集まり、『丸見え』や『木曜洋画劇場』の話をはさみながら暮れていく放課後は、すぐ過ぎ去ってしまう楽しい時間でありながらも、どこか無限に引き伸ばされたような不思議な時間感覚があった。おそらくそれは青春時代特有の感覚だ。

しかしみんなで夢中になったそんな『カスタムロボV2』もまた、一般的な評価で言えば「質は高いものの大人気には至らなかった、任天堂の輝かしい時代の影に埋もれた渋い良作ゲーム」ぐらいの評価と言わざるを得なかった。

 

大人気の『スプラトゥーン』に『カスタムロボ』の面影を見た

先日『Nintendo switch』と『スプラトゥーン2』を買った。

前から気になっていたゲームではあったのだが、購入の直接的な動機は「PS4でよく一緒にプレイするフレンドが買ったから僕も勢いで買った」ということになる(未だにゲームをプレゼンテーションしてくれる人が周りにいることはとてつもない幸せだ)。

そしてこの『スプラトゥーン2』というゲーム、買う前は「ポップでキュートなキャラクターがステージをイカに多く塗り合うのかを競うゲームなんだろ?」ぐらいの認識でいたのだが、どうもただそれだけではないようだ。

操作キャラクターである「インクリング」というイカは、ヒトの形態とイカの形態を目まぐるしく変身しながら戦うことになる。

ヒトの形態のときは様々なブキを使ってステージを塗ったり相手の邪魔をすることができるが、移動速度が遅い。逆にイカの形態のときは、攻撃行動がまったくできない代わりに、自らが塗ったインクの中に「センプク」し、高速でステージ内を移動することができるのだ。さらに「センプク」してる間は姿が見えづらいため、 陣地を広げようと安易にブキを片手にヒト形態で近づいてきた相手を奇襲することもできる。

……そしてゲームに慣れてくると薄々わかってくるのであるが、おそらく『スプラトゥーン』というゲームの肝は、この「センプク」という行動にある。

お互いのチームがお互いに陣地を拡げようとステージを塗り合っていくわけだから、当然陣地がぶつかる地点に前線ができる。そしてその前線を上げる動きの中に「センプク」を中心とした駆け引きがあるわけだ。

こう書いてしまうとただ「センプクの待ちが強い」ゲームであると言えそうなのだが、その「待ち」を崩すためのサブブキやスペシャル行動はとても強力かつ個性的なものが揃っており、前線付近でただ相手が顔を出すのを待っているだけでは逆にすぐに追い込まれてしまう。

そしてサブブキを使いながら追い込んだり追い込まれたりする中でイカにメインのブキを当てるか? という駆け引きはまさに――あの『カスタムロボV2』の駆け引きそのものではないか!

カスタムロボV2』もメインのガンは癖の強いものが多く、相手のガン攻撃を避けてからその硬直に自らのガンを差しこんでいく行動が強かった。基本的に自分から攻めるにはボムやポッドで相手を追い込みつつ安全に攻めていかなくてはならない。

……僕は年甲斐もなく感動してしまった。

あれだけ面白かったのにいつの間にか終了してしまった『カスタムロボ』というIPが、『スプラトゥーン』の中に形を変えて生き続けているということに。

それは『スプラトゥーン』の戦略や戦闘システムを支える数多のミームの中で僕が勘違い的に発見した、面影と言えるだけの部分なのかもしれないが。

 

オンラインゲームは知らないうちに、そして当たり前に、昔の友人ともしかしたら一緒にゲームをプレイしているかもしれないという奇跡を有する

『丸見え』『木曜洋画劇場』そして『カスタムロボV2』……

僕は彼のプレゼンテーションを受けて、彼が愛するものについては大体のことを知っていたのだけれど、彼自身のことについては驚くほど何も知らなかった。また、彼もほとんど自身のことについては何も語ろうとしなかった。

気づいたら彼は学区内で一番の進学校に進んでいた。思えば彼はたしかに文武両道で、僕らと遊ばない日の放課後はもちろん、休みの日までも部活に明け暮れ(柔道の大会で何度も入賞していた)、そのあと夜遅くまで学習塾にも通っていたのだろう。

きっと彼は周りに比べて変に渋いこだわりをもっていたわけではなくて、ただ単に僕のように周りに流されている暇さえもなかっただけなのだと思う。限られた時間で自分が好きなものを精一杯愛していただけなのだ。そしてきっと少しだけ空いた時間に、僕らと遊んでくれていた。

高校生になると、彼はもう引っ越してこの町からはいなくなった、という噂が流れた。実際に中学校卒業以来、一度も会っていない。地元で行われた成人式でも会うことはできなかった。

そして彼の愛した『丸見え』も、『木曜洋画劇場』も、『カスタムロボ』も、気づいたらひっそりと全部終わってしまっていた。

……オンラインゲームをプレイしていると、不意に

「ある時期から音信不通になってしまった友人と、この中でお互いに気づかないまま対戦している可能性は、0ではないんだよな」

と思うことがある。

彼はどうだろう。

何となく大人になってもゲームをプレイし続けているようなタイプとは思えないが、それでももしかしたら、子どもにせがまれて一緒に『スプラトゥーン』ぐらいならプレイしているかもしれない。

……いや、ひょっとしたらむしろ逆で、子どもに対して

「それでは日本の大人気ゲームから、今夜は『スプラトゥーン』をご覧いただこう!」

とかプレゼンテーションしているかもしれないな。『丸見え』風に。

……本当にそんな可能性だって、0ではないのだ。

セーラームーンのベルトスクロールアクションゲームを妹から取り上げてまでプレイしていたやつら

男の子はみんな亜美ちゃん派だった。でも心には煮え切らない仮面をつけていた。タキシードは着ないまでも。

「みんな、セーラームーンの中で誰が一番好き?」

小学生のころ、J君の家で遊んでいると、J君のお母さんが不意に僕らに尋ねてきた。

僕は一瞬どぎまぎして「……セーラームーン」と小声で答えた。目一杯に照れていた。続いてS君も小声で「セーラームーン」。

そんな僕らの受け答えを聞いたあと、J君は大声ではっきりと「俺は亜美ちゃん!」と言った。

……実は僕も亜美ちゃん派だった。でも恥ずかしかったから言えなかった。男なのに『セーラームーン』に詳しいと思われるのがすごく嫌だったのだ。

「『セーラームーン』という作品であるからにはセーラームーンってやつはいるんじゃないの? 俺は詳しくないから知らないけど」

そんな気持ちから出た精一杯の虚勢だった。S君も恐らくそうだったのだと思う。でも僕らはそのときタイミング悪く『セーラームーン』のゲームをやっていた。

J君が従妹から取り上げたという『セーラームーン』のベルトスクロールアクションゲームだ。

画面の中ではJ君の使うマーキュリーが敵を延々とパンチでハメていた。S君の使うジュピターはあまりハメるまでもなく敵をなぎ倒していた。明らかにジュピターは強キャラだった。でも僕らがまこちゃんの女の子らしい魅力に気づくのはもう少し大人になってからだ。

 

ファイナルファイトの亡霊は美少女戦士までをも肉弾戦士に変えた

ファイナルファイト』というゲームがある。ゲーマーなら知らない人はまずいないであろう、ベルトスクロールアクションブームを象徴するアーケードゲームだ。

個性豊かな主人公たちは襲いかかる敵をパンチやキック、投げや必殺技を駆使して撃退し、(主に)左から右へとステージをひたすら進んでいく。

マルチプレイによる協力もアツい。僕らが遊んだのは専らスーパーファミコンの家庭用で、3人以上で遊ぶときは「死んだら交代」。自キャラの攻撃で味方を巻き込んではよく喧嘩になった。

時代はアーケードゲーム全盛。『ファイナルファイト』が当たってからはベルトスクロールアクションがとにかく量産されていた。

そして何をトチ狂ったのか小さな女の子が対象のハズの『セーラームーン』さえもベルトスクロールアクションにしてしまったのである。女の子たちもまさかセーラームーンでバッチバチの肉弾戦ゲームをやらされるとは思わなかったはずだ。

 

女の子のごっこ遊びを見ていると、マーズが取り合いになったり、ジュピターが余ったり、やっぱりムーンが人気だったり、ジュピターが余ったり、ジュピターが余ったりしていた

多分、このゲームは純粋にベルトスクロールアクションゲームとしてもけっこう良くできていたのだと思う。

気づいたら今までなんだかんだ取り上げても最後には気前よくソフトを貸してくれていたJ君の従妹もこの肉弾戦ゲームに熱中してしまったようで、なかなか貸してくれなくなってしまった。

僕らは飢えていた。ベルトスクロールアクションなら他にいくらでもあった。友人がすぐに用意できるソフトだけで『タートルズ』、『ダブルドラゴン』、そして『ファイナルファイト』……でももう『セーラームーン』じゃなくてはダメだった。

「萌え」とかでもない。照れくささの中で興じる秘密の遊びとかでもない。ゲームとしての、肉弾戦士としての『セーラームーン』がひたすらに恋しかった。

……そんなとき、高学年のやつがついに妹からソフトを取り上げることに成功したとの情報が入ってきた。まことにもって恐ろしい話である。

僕らはさっそく高学年に顔が聞くやつを中心に5人ほどで家に押し掛け、念願の『セーラームーン』に興じたのである。

そこからはガチだった。ガチすぎて、家にひとつもベルトスクロールアクションがなかった僕はすぐに下手くそ認定されてしまいプレイにまぜてもらえなくなった。それでも僕は熱心に友人たちが操る肉弾戦士たちを見守った。

明らかにパワーがあるジュピターとリーチが長いヴィーナスが頭ひとつ抜けていた。もう亜美ちゃんが好きどころではなかった。クリアのためのキャラはこの二人で確定だ。それでも結局僕らは夕方になってもクリアすることができなかったわけだけど。

……ブラウン管を見ることに疲れた僕は、夕焼けに暮れていく窓の外でソフトを取られた妹とその友達がセーラームーンごっこをやっているところをボーッと見つめていた。

マーズとムーンがすぐに取り合いになり、ややあって彼女たちはマーキュリーやヴィーナスに妥協した。ジュピターは誰もやりたがらなかった。

僕はゲームとは逆なんだな、と思った。

それからは夢から覚めたように『セーラームーン』のゲームはやらなくなってしまった。多分他に熱中するゲームができたのだと思う。

それでも僕は、『セーラームーン』というとこの出来事を真っ先に思い出す。

延々とパンチハメを繰り出す肉弾美少女戦士たちを。幼少のころの、よくわからない思い出だ。

 

雑記ブログと専門ブログ、どちらが向いてる? 簡単適性診断

こんにちは。

いつもはゲームの話題を中心にブログを書いている私ですが、今回は少し趣向を変えて、ブログそのものについて語っていきたいと思います。

 

まず、主に人から読まれることを目的としたブログには大きく分けて「雑記(雑多)ブログ」と「専門ブログ」というものに分けられると言われております。

世間の関心や自身の興味に合わせて題材を決定し、軽いフットワークで記事を量産してアクセスを集める「雑記ブログ」、それに対しひとつの題材に対する深い知識や技術的解決策をじっくりと書き、量より質で安定したアクセスを集めていく「専門ブログ」。

「どちらがアクセスを集めやすいか?」というと一般的には専門ブログのほうがSEOやリピーターの関係でアクセスが集めやすいとされていますが、SNSとの連携が全盛の今となっては、最先端の話題を追いかけバズりやすい雑記ブログも遜色ないと言われています。

 

これからブログをやってみよう、という方は、どちらが自分に向いているのかを見定めて決めるのがいいと思います。やはり楽しく続けられることが一番だと思うので……。

しかし、本格的にブログをやってみるならば、一度は雑記ブログも専門ブログも両方経験してみたほうがいいと思います。そして、可能ならば両立してみるのがいいかと思います。

そして今回は、これからブログを始める方のために、「自分はどちらのブログが向いているのか?」という簡単な適性診断も紹介していきたいと思います。

 

まず、専門ブログに向いているのはあまり文章に我を出さない(出せない)タイプの方だと思います。決めた題材についてのみ深く淡々と書いていけるタイプです。

ブログの画像やレイアウトにきちんと凝ることができるタイプも専門ブログ向きかと思います。

綺麗な看板をつけた店舗をかまえてどっしりとお客様を待ち受ける小売り販売業のような感覚です。

記事の内容も、自分語りをして自身の考えをわかってもらうというよりも、ブログそのものを意識した純粋なお役立ち情報を書くことができるタイプが向いています。

読者のニーズを予想し万全の品揃えと商品力で迎えることがアクセス数アップにつながります。

 

逆に、雑記ブログに向いているタイプはある程度文章で自分の感情を表現したい(しちゃう)方が向いていると思います。

専門ブログは題材の決定が超大事、と言われている一方で、雑記ブログはその都度著者のセンスによる題材選びから始めることができます。

そのため、雑記ブログには深い専門知識よりも浅く広い知識が求められることが多いのですが、その浅い知識を記事内容として価値のあるものにするためには独特のセンスが必要となります。

専門ブロガーがニーズに応える小売り販売業タイプなら、雑記ブロガーは話術とセンスでニーズを生み出す外回り営業マンタイプです。

 

あなたはどちら向きだったでしょうか。

しょせん私個人の意見ですので、あまり真剣に考えず直感で選ぶのがいいかと思います。

 

ちなみに私は完全に雑記ブログタイプなのですが、この半年ゲームを題材とした専門ブログにチャレンジしていました。

しかし中途半端な記事になるばかりで全然ダメでした……。チャレンジすることが大事だと割り切ってこれからは少し雑記ブログよりになるかと思います。

ではまた。 

CoD:BO3が神ゲーすぎた? WWⅡはバンパージャンパーたちの評価を得られるのか

本ブログでも何度か紹介している『コールオブデューティ』最新作『CoD:WWⅡ』の最新情報が続々と発表されている。

注目の新モードや、一部スコアストリークの演出はもちろん、5つの師団やシリーズ史上最も怖いゾンビモード、そしてオープンベータの情報など、そのほとんどは発売を心待ちにしているファンから概ね好評のようだ。

 

しかし肝心のゲーム性に関して、一部からは不安の声も聞こえてきた。

「地に足がついたCoD」を求めていたファンに対し、『WWⅡ』は見事その期待に応えた作品となりそうなのに、一体何故?

それにはどうやら最近になって顕在化してきた『BF1』の不調や、過去作『BO3』が少なからず関係しているようである。

 

CoD』ファンからすると、『BF1』は『IW』と同時期にセールスを争った作品となる。

発売前から「泥臭く重苦しい戦場の雰囲気を見事に落とし込んだ作品」として注目を集めていた『BF1』とは逆に、『IW』は、「またピョンピョン飛び回る未来戦か」とシリーズ最悪ともいえる低評価をファンに浴びせられていた。

発売後の評価もあまり変わらず、シリーズ最高の売上となった『BF1』に対し『IW』は早々と離脱するプレイヤーが続出、結果的に過去作『BO3』の熱狂が続くこととなった。

 

そして最近になり今度は『BF1』の評価が下がり始めている。その原因は色々囁かれているものの、ぼんやり浮かび上がるのは「我々が求めているのはやはり現代戦のBFなのではないか?」という仮説である。

武器のサイトはほとんどアイアンサイトだし、ガジェットや乗り物は簡単なものしか存在せず、高層ビルなどがないために全体的にマップはだだっ広い。

たしかに泥臭い戦場の雰囲気は素晴らしいのだが、高性能な光学サイトやランチャー、また偵察ドローンや現代都市が舞台の市街戦など、様々なゲーム映えする魅力的なシステムを犠牲にした上でようやくにじみ出た「シンプル故の泥臭さ」であるような気もしてくる。

そして『WWⅡ』に漂う『BF1』にそっくりな泥臭い雰囲気……ファンは少し「嫌な予感」が立ち込めてきたというわけだ。

もちろん『CoD』は『BF』とは違いガジェットや乗り物の時代背景がゲーム性を激変させるわけではなさそうだが、ロードアウト等システムは少し変更がなされるようであり、『BF1』のように悪い意味で雰囲気にシステムが引きずられるようなことがないことを願いたい。

 

そして一部『CoD』ファンはそんな空気を察してか「このままBO3をアップデートする感じでもいいんじゃないか?」といった、新作の期待よりもとにかく長く遊んだ『BO3』が名残惜しいというような声も上がっている。

1年に1本発売するシリーズなのに、ファンたちは新作に対する度重なる失望を経験しその度に過去作『BO3』は受け皿として機能してきた。

人気の『BO』シリーズ、そしてブーストや壁走り等アクション重視に舵を切った『CoD』の決定版として、その奥深さの虜になってしまうのは無理もない。

 

私も正直『WWⅡ』が出たあとも少なくない人数が『BO3』に戻ると思っている。それは『WWⅡ』が期待できないという予想からではなく、明らかなゲーム性の違いからだ。

ゲーム人口の分断はオンラインマルチゲームにはつらいところだが、『CoD』の莫大なファン人口ならどちらもプレイに足る人口は余裕で確保できるだろう。

しかし新作特有の盛り上がりを維持できるかどうかは単に『BO3』を愛するバンパージャンパー達の評価にかかっているといってもいいと思う。

CoD』シリーズは数多のFPSタイトルを蹴散らし、ついに過去作を相手に戦う時がきているのだ。

 

バトルフィールド新作は2018年末頃発売か――そして伸び悩むBF1

人気FPSバトルフィールド』シリーズ最新作『バトルフィールド1』が、少し盛り上がりを感じなくなってきたように思う。

……いや、そもそも2016年10月発売のゲームなので今さら盛り上がりもなにもないのであるが、オンラインマルチプレイが肝なゲームである以上は一定の盛り上がりと共に人口を維持することは必須であると言える。

 

同じく大人気FPSタイトルである『コールオブデューティ』シリーズは1年に1本のペースで新作が発売されており、ファンは盛り上がりつつも「ダメなら来年」とサバサバと作品を見ている感があるが、『バトルフィールド』シリーズは数年に1本の不定期発売なだけに、ファンは良くも悪くも新作に対する期待は大きくなりがちである。

そんな期待に調整が細かく応えたBF4のような作品もあれば、早急にプレイヤーが離れ調整が半ば打ち切られたような形となったBFHのような作品もある。

 

そしてBF1を見てみると、レンタルサーバーやプライベートサーバー等のコアユーザー向けの環境が徐々に整いはじめ、9月にも大型DLCが発表されているものの、ユーザーたちの評価は「イマイチ」につきる。

調整打ち切りはまだまだないだろうし、むしろ細かく応えてくれているようだが、DLCの前倒しなどスケジュールの変更があり少し運営がバタバタしている印象が見受けられる。

発売時にはシリーズ最高の売上と盛り上がりを見せていた作品なだけに、この伸び悩み方は少しもったいないのではないか。

 

ライトユーザーが時間の経過と共に離れていくのは仕方ないとしても、主にeスポーツ方面での盛り上がりを期待していたコアユーザーも離れてしまっている現状はなんともつらい。

事実、国内ではBF1の対戦を目的としたコミュニティや団体も活動を休止するところが増えてきており、国内外のストリーマーもBF4へ活動の場を戻したりPUBGといった他ゲーへと活動を移した人も目立つ。

コミュニティを観察していると「いったい原因はなんだろう?」という疑問の声もよく上がるのだが、「ガジェットが少ないしロマンがない」「乗り物が雑」「運ゲー」「勝っても嬉しくないし負けても悔しくない」「eスポーツ向きじゃなかった」など意見は様々。おそらくはそれぞれが「ナニカチガウ」という感想なのだろうと思う。

 

そんな中で先日不意に発表となった「バトルフィールド最新作は2018年ホリデーシーズン発売」という公式情報。

BFファンからは期待の声が上がったものの、「じゃあ新作までの一年は楽しくBF1をやって待とう」というユーザーは少なそうだ。